相手の話を”知った”後に、非常に重要な行動がある。それは、
私はこういう風に考えてた(思ってた)
と伝える。言葉にして伝える、これが大事。
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私はこう考えてたと伝える
相手の話を知った後に、自分の考え・思いを伝えるのには、2つの効果がある。
一つは、文字通り、あなたの考えを知ってもらうこと。しかも、”相手の話を知った後で”伝える。これが効果が高い。その理由は下で詳しく書いているので、そちらで納得して。
2つめの効果、それは、相手の話を知った後にあなたが何も言わなかったら、相手は、
“あなたは自分(相手のことね)の言ったことを理解してくれた、分かってくれた”
と”勝手”に思ってしまう。
そしてその後、あなたが相手の考えに沿った行動をしなかったら、
“この前、分かってくれたんじゃないん?
なんで、そんな風にするんだ(考えるの)?”
と一方的に非難する。
だから、きちんと伝えて、この非難を防ぐ必要がある。
相手からの反論
そして、伝えたときに大事なのは、
相手は”そうじゃない”、”あなたは違う”と言ってくる
と思っておくこと。特に最初の頃は、まず確実に言ってくるから。
こう言われたときに、間違っても”どうして分かってくれないの?”と感情的になってはダメ。これまでの苦労が水の泡。
そうではなくて、
“納得できないかもしれないけど、私がこう考えているのは分かってくれた?”
こう切り返そう。
こう言っても多くの場合、”分かったけど、それは違う”などと再び否定されるかもしれない。でも、一回目と何かしら言葉が変わってることがある。そうしたら大成功! 深追いはせず、にっこり笑おう。
もし変わってなくても大丈夫。あなたの行動が変われば、あなたが手に入れる結果は必ず変わってくる。大丈夫、安心して。
この変化は誰にだって起こるもの
こういう態度の変化は人間に必ず起こるもの。それは人間の本能的だから。
ちょっと想像してほしい。自分の言ったことに対し、
- いつも”それは違う”、”こうしたほうがいい”と意見ばっかり言って、自分(の言うこと)を全然認めてくれない相手
- “あなたはそういう風に考えるんだ、なるほどぉ”と言ってくれる相手
あなたはどちらの人間に傍にいてもらいたい?
自分を成長させるためにも、意見を言ってくれる人間がいい!という人もいるかもしれない。けど、そういう人は少数派だと思う。誰ひとりとして認めてくれる人がいない環境って、普通の人は耐えられないよね。
あなただって、自分を認めてくれる相手が見つかったら、その人には傍にいて欲しいと願わない?
だから、その人を失わないように、今度は自分も相手を理解しようとする。
もう、これ、人間の本能なわけ。だから、行動の変化は必ず起こるの!
素直じゃない大人は変化に時間がかかる
ただ、変化は必ず起こるんだけど、相手によって、変化が起こるまでの時間と、変化の大きさが異なる。特に大人になると、素直じゃなくなったり、余計な感情が邪魔するから、変化するまでに時間がかかる。
相手の考えは分かった。だけど、すぐ行動を変えたら、なんとなく負けたような気分になる。だから、なかなか態度を変えないという人が多いはず。特に男性に多いんじゃないでしょうか?
なにを隠そう、自分だって、かみさんから指摘されたときには、頭ではかみさんの言ってることが正しいと思っていても、なんとなく従いたくない気分になるタイプ。
だけどね、そういう余分な感情が邪魔しなければ、自分を理解してくれる相手の言うことは、理解しようとする、相手の望むことをしてあげようって思うんだよ、人間って。
まとめ
相手の話を”知った”後に、
私はこういう風に考えてた(思ってた)
と伝える。言葉にして伝える、これが大事。
相剋の相手と良い関係を築く方法
- 相剋の相手とよい関係を築く5つのポイント
- 納得できないことはあると割り切る
- 相手の話す内容を知る
- “違う”と”説得”は厳禁!
- “私はこう考えてた”と伝える (このページ)
- 関係が良くなっても要求は抑え気味に
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